最終更新日 2011年3月9日
3年弱前に購入したER-4Sが故障したところからこのお話は始まります。原因は経年劣化、状況は「右の音だけ音が小さい」。ER-4Sは先っちょの音が出てる部分(ドライバー?)が手で簡単に外れるので、左右を入れ替えてチェック。すると、今度は左側の音が小さくなりました。というわけで、ドライバー部の故障ということに確定。修理は…なんと全損扱い。ドライバー部だけ売ってくれないらしいので、新品を買うことにしました。
左側が旧パッケージ、右が新パッケージ。
色が単色になってます。
ドライバー部自体は、新旧ほぼ変わらないのですが、コネクタのついている部分の色が大きく違います。旧バージョンは原色の赤&青!これを耳から生やしていると、「センターマン」っぽい感じになるのですが(古いよ)、現バージョンでは落ち着いたブラックに変更されています。当たり障り無いですねー。
新バージョンは、右と分かるように赤いシールが貼られています。
(左用にはLとエンボス処理されています)
で、さらに言うとケーブルがツイストケーブルに。これにより大幅に取り回しがしやすくなっていますが、旧バージョンのユーザーから言わせて貰うと(更に言うとER-6iユーザーの記憶が蘇り)「切れそうでちょっと怖い」です。
ER-4Sの音色を決定づけているネットワーク部ですが、これもデザインが大きく変わっています。といっても使う分には何も変わらないな〜っていうのが印象です。
旧バージョンは灰色、新バージョンは黒。
若干形も変わっています。
個人的に(実利の面で)一番変わったと思うのがココ!新型はひとまわり「小さく」なっています。今まではiPhone4のシリコンケースのイヤホンのところの穴が小さめで、思いっきり挿さないと入らなかったのですが、小さくなったおかげですっぽり入るようになりました。…でも、i.Fuzen HP-1を買っちゃったから結局イヤホン端子は使わなくなっちゃったんですけどね(- -;
新型(右)の方が小さいです。
写真じゃ分かりづらいかもしれませんが、結構違います。
ええっと…そもそも同じイヤホンでも、「買ってきたばかりのもの」と「100時間以上使い込んだ年代物」を比較すること自体に意味は無いと思いますが、一応書いておきます。
まず、旧型は低音が小さく、左右の音量の差が出ており、位相も狂ってるっぽい感じで、スッカスカな音になっておりました。雨の中でも使いましたし、先が折れてもアロンアルファで直しながら、だましだまし2年半以上使ってきたわけで、これを悪く言うのは筋違いってところです。
新型は、エージング前のせいか、中低域がこもって高域が伸び悩む感じはしますが、左右のバランスが良く(当たり前!)聞いていて安心します。…っていうか、今まで軽めの音をずっと聞いてきたからそれに慣れてしまっているだけかもしれません。鈴木の糞耳は相対音感相対音質(造語)ですから、偉そうなことは書かずにこの辺でやめておきます…。
とりあえず、イヤホンは使い続けると音が変わるんだなーという実感を得ることができました。
新型と旧型を比べてみて、旧型の良いところと言ったらフィルターが高級品(今はもう手に入らない緑フィルター)ってことと、ケーブルが何となく丈夫そうってくらいで、新型のほうが使いやすいと思います。音質が変わらないとしたら新型を買って問題無いでしょう。今なら2万円前後でも買えるようで、良い世の中になりましたね。(鈴木が旧型を買った頃は3万くらいしました。)
とりあえずiPodユーザーで付属のイヤホンを使っている人たちは、自家用車を買っても買い物にしか使わないくらいもったいないことをしているということを知って欲しいです。で、こういう一見アホみたいな高いイヤホンを使って欲しいです。長く使うことを考えたら、大好きな音楽をいい音で聴けるということを考えたら、2万は決して高くないと思うけどな〜と思う今日この頃でした。
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