鈴木7才のCDができるまで…CD-R盤面印刷編

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3.プリンターを準備し印刷する!

かなり面倒です。複数枚印刷するのは根気がいります。

用紙ガイド取り付け では、プリンターを準備しましょう。まず電源を入れ、全面の用紙トレイを1段階だけ開き、前面給紙ガイド(CD-Rトレイ受け)をセットします。

ガイド取り付け後 こんな感じになります。

用紙設定レバーを調整

本体上部のカバーを開き、左側のレバーを写真の位置に合わせます。こうすることにより、CD-R用のトレイを差し込むことができるようになります。

このレバー操作に結構力がいります。


CD-R印刷用トレイトレイにCDをはめ込んだ図 で、CD-R印刷用トレイを差し込むわけです。これが専用のトレイです(左)。CDを実際にのせると右のようになります。

トレイをプリンタにセットする図 印刷面を上向きにしてCD-Rをのせたら、右によせてトレイを奥まで押し込みます。どのくらい押し込むのかというと…

トレイの押し込み具合 これくらい押し込みます。下の前面給紙ガイドに印があるので、そこまで押し込みます。この際に右にピッタリくるようにエッジガイド(幅合わせるやつ)を調節します。

用紙選択レバーを再度調整

そして、左側のレバーをCD-R印のところに戻します。このとき結構「ガチャン」と衝撃がくるので、壊れないか心配になってしまいます。

そして、給紙ボタンを押すとCD-Rトレイを自動調整します。(これをやらないと印刷が微妙にずれます。忘れやすいので注意!)これでプリンターはセット完了です。パソコンから印刷してみましょう!


重要:インク濃度調節

「ファイル」メニューから「印刷」を選ぶと、こんなウィンドウが開きます。「CD-Rトレイ2」を選んで、インク濃度を適宜調整します。(インク濃度は標準では少し薄く感じました。)

そして、「プリンタ設定」をクリックして、用紙を選択します。

ちなみに鈴木7才CDで使用したCD-Rメディアは太陽誘電の50枚スピンドルタイプ、色はシルバーです。このメディアには、濃度+1か+2がちょうど良いと思いました。


パソコンの設定で用紙を変更

用紙種類から「CD-Rレーベル」を選択し、OKをクリックします。

そして前画面のOKをクリックすると、いよいよ印刷です!


印刷中の図 ウィーンウィーンと約1分ほどで印刷は完了します。

完成品! これができあがったCD-Rです。

印刷結果を検証してみましょう。

印字アップ1 アップで見てみても、かなり細かいところまで印刷ができることがおわかりになると思います。

印字アップ2 グラデーションも高画質に印刷できています。メディアを選んで濃度を調整すれば、もっとクォリティーをあげられるかもしれません。

4.総評

 全体として思ったより手間がかかる作業になりますが、印刷結果はほぼ満足のいく出来で、3万円台でこのプリンターが手に入れば後悔はしないでしょう。

 ただ、かなり難点があります。インクの減りが結構早く、CDのジャケットを30枚分刷ったところでインク切れを起こしてしまい、インクが1本千円前後する(7本買うと7千円!!)ことを考えるとコストパフォーマンスはやばいです。インク1本800円代で手に入るキヤノンのほうがさすがに独立インクタンクでは先を行っている感があります。
 さらに、CD-Rをセットするときのガッチャンガッチャンという操作は自分でやっててかなり不安になります。プリンターを壊しそうで怖いです。CD-Rトレイを差し込んで印刷ボタンをポン、で印刷できると想像していただけにちょっとショックでした。

 ちなみに、以前使っていたキヤノンBJ-F850を改造しCD-R印刷ができるようにしたやつのほうがCD-Rは画質がきれいです。インクとメディアの相性がよかったのかもしれませんが…。

以上、どなたかの参考になれば幸いです。

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