2006年9月 7日

不治の病!? 「明日の記憶」単行本

今日は会社でちょっとした失敗をしてそこはかとなく落ち込みました。 失敗の原因がちょっとした物忘れだったので仕事の時間を使って色々調べていたところ(ぉぃ)何故か映画にもなった「明日の記憶」 の原作本のページにたどり着きました。

明日の記憶

あまりに気になったので近くのブックオフを探したところ偶然在庫を発見。買ってきて一気読みしました。

いやーショックです(--; 問題作です。描写がリアルすぎる。主人公の視点で書いてあるんですが、 備忘録と名付けた日記が日を追うにつれて段々と誤字が増えてきたりひらがなだらけになってきたり。某Bハザードの「かゆいうまい」 を彷彿とさせる恐怖がそこにありました(分かりづらいよ)。 しかもアルツハイマーが不治の病で平均7年で死に至るということを初めて知りました。 ガンも治るこの時代にこんな身近にこんな難病があったとは…。

あらすじというか、ストーリーをかいつまんで説明しますと…50才にして若年性アルツハイマーと闘う主人公。それを支える奥さん。 日々の食事に気をつけ、DHAやらEPAやら葉酸やらを努めて摂取し、日常のあらゆる場面でメモをとり、さっき言ったことを忘れ、 人の名前が頭からぶっ飛び、渋谷駅の出口で迷う…って年齢以外俺そのものやないか!!!いや、待てよ。 28才で50のオヤジとほぼ同レベルの配慮をしているということだ。早いウチから気をつけていれば何とでもなる。そうだ、 ハゲだって治ったじゃないか(※)。ポジティブシンキング、ポジティブシンキング。

それにしても、ちょっとした恐怖体験でした。もーなんつーか4時間で300ページ強を一気に読んでいる自分に気づきましたよ。 ←勉強しなさーい

でもなんというか、最後まで読むと結構救われる気がします。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、 明日から一日一日を大事に生きていくことができそうな、そんな気持ちになれました。 でもきっとそんな気持ちも寝て起きたら忘れているのだろうな(爆死)

※鈴木はどちらかというとベジータな感じでしたが、科学の力(米国版リ○ップ)のおかげでナッパにならずに済みました。

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