SSD導入の巻
価格も落ち着いてきたし、次期のものが速いとも限らないようなのでこのタイミングに導入することにしました。128GB×2機。1つはシステム用、もう1つはサンプル用です。LPCとかPianos Goldとか、Omnisphereとか、アホほど重いソフトシンセがこれで軽くなると思うと気楽に重いソフトシンセがバンバン使えるようになります。それはもう天国のような世界でしょう。
で、買ってきました。CrucialのC300シリーズ!!シーケンシャルリード355MB/s!ランダムリードも50MB/s越え!体感速度で10倍以上速くなるハズ!イヤッハー!!!
と、ここで問題発生。
HDD(200GB)からSSD(128GB)に引っ越しができない…!!
単純にデータコピーして、MBRをfixしてハイ、おしまいと思ってたら甘かった。元々鈴スタPCはCドライブを200GB、Dドライブを800GBで切ってあって、今回買ってきたSSDが128GB。そう、少ない容量のHDD(SSD)にOSごと引っ越すにはひとクセあったのです。
ここで有料ソフトを別途購入すれば多少は楽だったようですが、フリーで乗り切る!と決心したせいでエラい遠回りになってしまいました。
24時間を超える格闘の末、条件付きでナントカ解決したので備忘録をば。
●前提
ブートに使用しているHDDは物理容量1TB、これを200GB(Cドライブ)+800GB(Dドライブ)のパーティションに切って使用中。CドライブにWindows 7 Ultimate 64bit版がインストール済み。
●使うソフト
- MiniTool Partition Wizard Home Edition
- EASEUS Disk Copy
EASEUSはPartition Master Home Edition(フリーソフト)を使用すると、こんな面倒をしなくても無料で簡単に大容量HDDから小容量SSDへと移行ができるのですが、なんとHome Editionは64bit OSに対応していないのです。何だその制限!?ファ○キン!!Professional Editionなら64bit対応だし、価格も$40弱と安いのですが…何か負けた気になりますね。SSD買った時点で鈴木には残金が無いのです。今日の昼もランチパック(焼き鳥味)とカレーパンです。それは置いといて、とにかくフリーソフトのみで完結することに意義があるのです!
●作業
- まずDドライブをテキトーな外部ストレージにバックアップしてパーティション削除!これをやらなかったためにコピー後のSSDがRAWディスク扱いになっちゃいました。
※同じような現象が、Windows標準のバックアップ(Complete PC バックアップ)でも起きる模様です。 - 次にCドライブをダイエット。ファイルを消したりなんだりして、何とかしてSSDの容量である128GB以下まで減らす!(100GBくらいに減らせると、ハイバネ用データやらスワップデータやらを勝手に作られても大丈夫なので安心です。)
- そしてMiniTool Partition Wizard Home Edition(GIGAZINE記事)を利用してCドライブのパーティションサイズを128GB以下に変更!ビット換算したときの端数の計算が面倒(ていうか馬鹿だから不正確)なので、鈴木は110GBくらいにしました。
- この時点で、この物理ドライブは「謎の先頭100MBの領域」「110GBになったCドライブ」「残り800GB以上の空き容量」になっているはずなので、EASEUS Disk Copy(裏技Shop DDさん記事)を利用してディスクを丸ごとSSDにコピーする(注・パーティションではなくディスクコピー)!警告が出ても気にしない!けど自己責任で!
- これでSSDから無事起動できるようになったので、最後の仕上げに再度MiniTool Partition Wizard Home Editionを使ってパーティションサイズをSSDいっぱいに広げる!
これで晴れてSSDにシステムを移行できました。鈴木のマザーボードはASUSのP7P55D-E EVOというやつで、Intelのチップセット標準の3Gbps接続のSATAのほか、Marvell 9123経由の6Gbps SATAのコネクタもついています。コピーしたSSDはこのどちらからもきちんと起動できました。
ただ、ベンチの結果だとシーケンシャルリードの最高速は圧倒的にMarvellチップ経由で接続したほうが速いのですが、ランダムリード・ライトはIntelのICH10Rのほうがずっと速いのです。
OSを普通に使う分(DTM用途も)にはランダムライトの速度がモノを言うと思うので、チップセットに接続して使うことになりそうです。
まぁなんとかWindowsが起動して動くところまではたどり着いたので、今度はソフトシンセの中でもっとも重い部類に入るであろうLPCがMarvell経由とチップセット経由でどれだけ読み込みに時間がかかるのかを測定し、運用方法を決めようと思います。そのためにSSDを導入したようなもんですし、何より理論値より実測値が大事ですもんね。
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