2011年3月13日

iPhone4専用バッテリー+ポータブルアンプ「i.Fuzen HP-1」が届いたよ その2

さて、今回は写真をいっぱいアップしながらi.Fuzen HP-1のレビューをしたいと思います。

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パッケージです。iPhoneのモック(というか紙型)がハマった状態です。

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パッケージ裏側には、アイコンでどんな機能が搭載されているか簡単に書いてあります。

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内容物は本体、取説、USBケーブルのみとシンプル。USBケーブルを使ってPCとのシンク、充電の両方が行えます。

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イヤホンプラグは2つ。左側は100Ω以下の低インピーダンスのいわゆる普通のイヤホン端子。右は600Ωでも接続できる高インピーダンスタイプの端子です。中央のゴムカバーを取り外すと、USBのミニB端子が出て来ます。一般的なものなので、他のケーブルの流用も容易です。ロゴの左右に上下向きの三角矢印が書かれていますが、ここは静電容量方式のタッチセンサーがついており、内蔵アンプの音量の上下が可能です。

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背面です。左の4つのLEDは、電池の残量を確かめたり、充電中であることを示したりする際に白く光ります。右のボタンは、電源ボタンです。2秒長押しでON/OFFできます。左下に少しだけ見えているのはサウンドモードのボタンです。内蔵アンプをON/OFFしたり、高消費電力だが高音質のモードに切り替えたりできます。

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iPhoneの音量やHOLDボタンはダイレクトに操作可能ですが、内蔵アンプを使用している時はこの音量操作は意味をなしませんので注意。

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上から見た写真です。必要な端子は見えるようになっています。ちなみに、この状態だと新型ER-4Sの小さいプラグでもささらないので注意!

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内蔵のアンプを使っている時は、中央のLEDが白く光ります。また青色LEDも内蔵しており、サウンドモードのボタンを押すと現在のサウンドモード(4種類)が点灯回数によって示されます。

i.Fuzenは「iPhone4専用ポーダブルアンプ兼バッテリー」という位置づけで開発されています。バッテリーは1650mhAという大容量を謳っていますが、実際にただのバッテリーとして充電した場合、だいたい50%分くらい充電することができました。(ちゃんと測定していないアバウトな感じです。)

で、今度は単純にポーダブルアンプとして使おうとするとどれくらいもつのかな…と試そうとしたところで問題発生。なんと、このケースはポータブルアンプとして駆動させている間中、強制的にiPhone4本体に電源を供給する仕組みになっているのです。というわけでアンプの動作時間はかなり短め。もっとも電池を食うと思われるモードで測定したところ、4時間前後でアンプの電源が切れてしまいました。「音楽再生が最大44時間」などと書いてあるため、騙されてしまった人も多いのではないでしょうか。44時間という数値はiPhone4本体のヘッドフォンアンプを使って音楽再生をし、i.Fuzenは単純に補助バッテリーとして駆動させた際の時間なので注意が必要です。(この表記は景品表示法ギリギリの線な気がします…)

個人的に一番気になる音質ですが、数日間使ってみた感想としては、非常~~に良いです。ビックリしました。何日かi.Fuzenの音ばかり聞いて慣れてしまうと、本体標準のイヤホン端子に戻した時に音がくすんでいる印象を受けてしまうほどです。もちろん音量の差による錯覚じゃないですよ!

ただ、前述のバッテリーの問題は非常に痛いです。だって、繋ぐ度にハンパなところで充電開始されちゃうわけで、そんなことをi.Fuzenを繋ぐたびにやられていたら、iPhone4のバッテリーの寿命を縮めてしまうわけじゃないですか。しかも駆動時間が極端に短い。オマケに、コンセントに繋いだ時の完全充電には6時間を要します。ちょっと使いたい時に、というわけにはいきません。

アンプ部の性能がハンパじゃなく良いだけに、欠陥とも言えそうなほどの奇妙なバッテリーまわりの挙動は痛すぎます。これに1万円以上を出すのは…うーん、難しい。他のポタアンの品質を知らないので比べようがありませんが、個人的にはちょっと厳しいかもしれません。他の高級ポータブルアンプを知っている方の感想も聞いてみたいところです。

まぁ買って後悔しているかいないか、で言えばズバリ「後悔してない」ですけどね!それくらいこの音にはビックリさせられました。これからもめげずに充電しながら使っていきます。

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