ここ数年、CUBASEをはじめとするDTM関係のソフトのバージョンアップを繰り返していましたが、お金を払ってバージョンアップしてもあまり使い込まないうちに次のが出てしまう・・・という繰り返しでした。まさにお布施。
でも、最近CUBASE7にしてからは、割と使うようになりました。べつに時間が余ったわけでもなく、曲作りの機会が増えたこともあるのですが、何より思いつくのは睡眠時無呼吸症候群から開放されたから、という理由。やる気がみなぎるんですよマジで。ここ数年の無気力は、全部じゃないだろうけどたぶん、この病気が理由として大きかったんじゃないかな、と思ってます。成果を出せないのを病気のせいにしてるわけじゃなくて、病気が治ったことで改善を実感してるわけだから、信憑性高いでしょ?
それはともかく、今日はCUBASEをいじっていて忘れてたことを思い出したので備忘録。ミックスダウン時のノイズの話。ノイズっていうか、正確に言うとミックスダウン中にコンマ1秒くらい、録音がつまずく現象です。
CPUに任せてオフラインミックスをしているときには気づかなかったのですが、音が飽和気味の曲をスッキリさせるためにn12をミックスバッファとして使うことがあり、その時はリアルタイム録音になります。ステムミックスはCUBASE側でやっといて、それをパラでn12のインプットに送ってやるわけです。6ステレオのミックスバッファみたいな使い方ですが、高級なミックスバッファと比べるのは酷なんでしょうが(使ったこと無いけど)、これだけでだいぶ音が良くなるんです。音を大きくしても割れづらい、ちゃんと聞こえてくる、みたいな。
で、そのためにはリアルタイム録音で3分なり5分なり、無事に再生と録音が同時に進んでいかないといけない。でも、それがうまくいかない。再現不能なランダムさで、ところどころで録音が一瞬止まるわけです。
その原因を突き止めたので、備忘録がてら書いておきます。ただ、判明してしまえば、それらは基本中の基本だったので「俺もヤキが回ったな」という感じなのですが・・・
鈴木のPCは、Core i7とASUSのP8Z68 DELUXEというZ68チップセットを積んだマザボで組まれています。ベタですねー。Windowsは7ですが、別にVistaだろうが8だろうがBIOSの設定なので関係ないです。このPCでCUBASEで安定してリアルタイムミックスダウンをするには、
- C1EステートをOFFに
- Enhanced Intel SpeedStep Technology(EIST)はOFFに
- オーディオドライバのレイテンシーを512以下に
- HyperThreadingはASIO Guard使用時ならONで大丈夫(公式より)
上記の設定で百発百中で安定動作になりました。
C1EステートやEISTは、CPUの挙動が変わる時にノイズ元となるようです。レイテンシーは、一部のVSTi(PLAYとかKONTAKTのループのやつとか)が、ミックスダウンだからといって高レイテンシーで安定動作を狙おうとすると、逆に発音のタイミングやノートオフのタイミングが狂ってしまうバグがあって、マトモに演奏されなくなってしまいます。これはミックスダウン時じゃなくても、そうなるようです。
こんなのを解決しようと試行錯誤することで1時間くらい無駄に費やしてしまいました。もう学生の時みたいに無限にトライアンドエラーするほど暇じゃないんだよなぁ・・・学生に戻りたい。それか、定期的に収入が額約されているニートになりたい(何それ
さて、いくらSASが治っても、普通に睡眠不足じゃ病気の時と作業効率は変わりません。そろそろ寝ることにします。