9月も中旬、少し涼しくなり、今年は長雨が続いています。そのせいか、鈴スタ(という名の漫画置き場)のエアコンをつけるたびに雑巾のにおいというか、生乾きのTシャツのにおいというか、そういう異臭が立ち込めるようになってしまいました。
実は近所に良い業者さんがいて、エアコンの取り外し清掃を1台15000円くらいでやってくれるのですが、そこは貧乏かつDIY根性を売りにする鈴木は、自分でやってみたいのです。そこで、10年以上使っているダイキンさんの8畳用のエアコンを、ネットで調べながら頑張って掃除することにしました。
結果としては、総工費2500円+α、時間にして4時間(長っ)。たいへん満足のいく仕上がりでした!
今回購入したのはエアコンのシロッコファン(=送風機)を綺麗にするムースタイプの洗剤と、エタノールを主成分とする洗い流し用の液体、そしてそれらをエアコンの下で受け止める大型のビニールよだれかけ(笑)の3点セットです。6~8畳用エアコン1台でしたら、汚れを落とすだけなら1セットで足ります。(ただし、すすぎは全然足りないので後述するペットボトルスプレーがあるといいでしょう。)
今回、ついでに熱交換器(鉄製のビラビラ)も掃除することにしました。こちらは2缶セットですが、1台につき1缶しか使いません。もう1本は上手くいったらほかのエアコンで使うことにしようと思って購入しました。近所のドラッグストアで753円(税込)なので、Amazonのほうが安かったです。
そして、必ず必要と思われるのがペットボトル式加圧スプレー。エアコン洗浄剤に付属している洗い流し用液体(リンスと書いてある)では、量が足りず全然洗い流せないのです。どれくらい足りないかというと、10リットル以上必要足りません。すすげばすすぐほど、冗談みたいにドス黒い液体が流れ落ちてくるので(笑)、これが無いと作業は難しいでしょう。鈴木は自宅に東急ハンズで1000円くらいで買ったやつがあったので、それを使いました。Amazonだと600円すか...そうすか...
というわけで作戦開始!
まずは養生。
はっきり言ってやりすぎでしたwこの横のパソコンや、背面のシンセにも養生したので、これだけで1時間以上かかってしまいましたが、上手に水をかければ、実際に水が飛び跳ねるのはなんとエアコンの「背面」、そして、作業者の真下、エアコンの周囲1mくらいです。次回からはもうちょっと適当に養生することにします。。。
ちなみに、鈴木の場合はエアコンの背面の、壁との隙間から水が滴り落ちてきて危うく惨事となるところでした。どうやらエアコン内部、ファンの後ろが密閉されているわけではないようです(たぶん熱交換器の後ろあたりがふさがれていないのでしょう)。清掃後の試運転でぽたぽた来たら、壁をしたたり落ちてくる水をすぐに拭けばOKでした。
そして、よだれかけ設置!
このビニール製の巨大よだれかけの中に、汚れた洗剤や、すすいだ水が溜まっていくわけです。固定方法は、エアコンに両面テープでつけるだけなので、1kgくらいの加重を1時間くらいかけ続けたら剥がれて落ちてしまうかもしれません。というわけで、両面テープのほかにも、養生テープを使ってエアコン本体にしっかりと固定しました。
さらに不安であれば、このビニールの中にたまっていった汚水を風呂場の手桶を使ってバケツに移し替えていけば安全です。鈴木のエアコンは10年分の汚れがガッチリ付着していたので、ゆうに10リットル以上すすいでも汚れた水が出続けていました...こんなエアコンから出た空気を吸い続けていたのか俺は...。
ここで、薬剤登場!
まずは左手、熱交換器スプレーの出番です。
こんな風に直接かけていくだけです。ついでにプラスチック部品の汚れも中に向かって吹き飛ばしてしまいました。この汚れは、外壁のパイプを伝って、室外機のドレンホースから出てくるんだって!そういう構造になってるんですね~。
スプレーを吹き付けた後は、シュワシュワと涼しい音がして気持ちが良いです。これで熱交換効率が上がって、電気代が安くなる・・・と思うと、何だか楽しくなってしまいます。これがDIYの面白さ!貧乏でよかった!(それは違う)
さて、この工程は実はこれで終了なので、シロッコファンの掃除にとりかかります。まずは劇的ビフォアーを確認しておきましょう。
絶句。
...べっとりと10年分のホコリやカビが黒いファンに付着してます。これ、アレルギーもちじゃなくても病気になるよ...。高濃度プラズマクラスターでも歯が立たなそう。これはもはや生物兵器レベルですね。(言い過ぎ
その生物兵器に人類の最後の希望、清掃用ムースをブシューっと噴射します。
エアコン内部がモコモコと泡だらけになっていき、楽しいです。機械にこんなことして大丈夫なのか?と思いましたが、説明書に書いてある通りに作業しているので、大丈夫なのでしょう。
泡が充満したら、指をつっこんでファンを数回転させます。これで、中の壁面の汚れも落としていきます。
そして待つこと20分。
で、でたーーーーwwwwテレビでよく見る黒い水奴wwwww
こんなに汚れが溜まってたんですねー。
...などとこの時は平和に考えていましたが、実際のところ、このクラスの黒い水がこの後10リットル以上排出されました。水でスプレーしてビニールで受け止め、受け止めた水をバケツに移しスプレーに水を充てん...などという作業を30回近く繰り返し、気がつくと2時間以上経っていました。。
水が完全に綺麗になるまで続けていたら夜になってしまいそうだったので、ある程度で見切りをつけて水すすぎは終了。洗浄剤付属のリンス(エタノールスプレー)で最後にブシューっとやって終了。スプレーだけではファンを左右に3往復くらい吹いたところでガス欠。これじゃ絶対足りないってww
というわけで、作業終了。劇的アフターのほうを見てみましょう!!
おおーー!!地の黒が見える!すごい!ちなみにビフォアーをもう一度見てみると・・・
まるで腐海。この夏の俺に謝れ!
というわけで、今では超爽快な空気がエアコンから流れ出てきております。これで安心して引きこもりライフをエンジョイできるというものです。。とかやってるうちに、3連休の最終日になっていました。鬱!!
だいぶ長くなってしまいましたが、とりあえず3000円弱で省エネ+エアコンの空気がきれいになるという素敵な体験はいかがですか?暖房の季節だともうひと手間いるらしいので、暑くなくなってきた今がチャンスっぽいです。