2015年12月 3日

n12すごいよn12

OSXの最新版、OSX El Capitanが提供されて2か月以上経ちますが、毎度のこととはいえDTMまわりの環境は全くと言っていいほど安定しません。なんで見た目がほとんど変わらないOSXなのに、こんなに毎度ドライバやらアプリやらで相性問題やら動作不良やら出るのでしょうね...不思議でしょうがない。

で、鈴木の環境(MacBook Pro Retina 15-inch, Late 2013)では、El CapitanはおろかYosemiteすらスルーしております。グラフィックドライバ周りがだいぶ変わってしまったため、音にプチプチが乗ってしまうようになっちゃったからです。2世代前のOSを使い続けているなんて、まるで自分プロみたいやん(違うにもほどがある

それはそうと、2か月も経ったし、試しにEl Capitanにしてみたところ、やっぱりひどい有様でした。まず、CUBASE8Proは未だEl Capitan未対応。っていうか非対応だろ、8.5リリースされちゃったし...でも起動はする。音も出る。何が問題なのかはよくわかりません。でも、公式には未対応です。

さらに、UR44は対応ドライバも提供されておらず、存在価値すら怪しい状態に。こいつ、ノイズ問題といいどんだけいらない子なんだ...ヘッドフォンの音質は最高なのに。しかも2個ついててボーカル録りにはこれ以上ない素晴らしさなのに。

そんな中、昔すぎるハードにも関わらず最新OSでも安定動作してるn12!!!

いや、公式に対応しているわけではありません。でも、完璧なんです。ちゃんとAIランプも光ってるし、88.2khzのプロジェクトでも128サンプルまでレイテンシーを詰めても動くんです(実質3ms程度)!!

音質も良ければ、ドライバもしっかり作ってあるなんて、なんて素晴らしいハードなんだ!!ボス、あんた何なんだ!!(MGSV風

というわけで、ぶっ壊れるまでn12を使い続けることを心に決めました。っていうか、これ壊れたら乗り換え候補ないよ...格安の中古でも探して買いなおすかな、真面目に。


2016.1.31追記

n12、n8ともにWindows10、OSX10.11 El Capitanともに正式対応したようです。昨年中に対応は済ませていたようですが、気がついたのが今日だったので更新。ディスコンになってもちゃんとドライバーの更新で使い続けられるのは嬉しい、というかYAMAHA GJすぎる!!というわけで鈴木の環境はとうとうEl Capitanに更新、世の中に追いつきました。

2015年8月17日

SampleTank3のInstrumentsが更新されない

SampleTank3.5.3にアップデートして、更新してもDemoやMultiは表示されるも、なぜかInstrumentsの一覧だけは更新されない、というか何も表示されない。

IK Multimediaのサイトをのぞいたら、サウンドライブラリがいつの間にか3.5にアップデートされてた・・・それをインストールしたら、無事Instrumentsも表示されるようになりましたとさ。めでたしめでたし!!

2015年8月16日

YAMAHA n8とn12を2台同時につないでみた

いつの間にかディスコンになっていたが、その圧倒的な高音質により今なおファンが多い(と信じ込んでいる)YAMAHAのデジタルミキサー、nシリーズ。このミキサー、実は複数台同時に繋いで使用できることをご存じだろうか?

あまりにマニアックすぎてネット上の情報ですら皆無に近いこのシチュエーションを、人柱代表としてやってみたから備忘録がてら書き残しておくだわよ!!

さて、n12を持っているにもかかわらず、中古で安く出ていたn8を追加購入してしまったのにはいくつかの思惑があってのことでした。

  • 満を持して購入したUR44がハイファイなのにノイジーなので、歌録りには絶大な信頼のおけるnシリーズを使いたい
  • 我が家のインプット数がn12だけでは足らないので増やしたい
  • ミックスバッファを6ステレオから10ステレオに拡張したい
  • 部屋のレイアウト上、スピーカーをミキサーと離して置かなければならないので、n8をサブミキサーとして使いたい
  • ただ単にディジーチェーン接続して複数台のnシリーズが動いているところを見てみたい

などなど。人柱の鑑のような理由も散見されますが、「目的」より「手段」を大切にした結果、人生をなんとか転がすことができている経験上、知的好奇心を満たすことは必ずしも無駄では無いのです。などと自分に言い訳しつつ…

やってみた!!

haisen
我が家のオーディオの配線(略図)

こんな感じで接続していて、レコーディングの時だけn8を取り外して持っていく・・・というスタイルを画策しているわけです。車で移動するので、重さはあまり気にしなくていいのでFWとスピーカーと電源だけ外せばいい、というのは割と手軽かな、と。

さらに、n8だけ起動しておけばソフトシンセ中心の制作なら、他のシンセたちを起動しなくていいのでエコです。ディストリビューターをONにすると、全部立ち上がってくるのをいちいちOFFにしていくのも面倒&機械にダメージがありそうなので・・・。

さて、この男の夢のような状況ですが、紆余曲折を経て結果的にやりたいことの70%が叶いました。

できたこと

  • 同時に使えるインプットが増えた(つなげてないけど)
  • n8を取り外して持ち歩けるようにできた
  • ディジーチェーンでちゃんと動いた(笑)

できなかったこと

  • ミックスバッファを6ステレオから10ステレオに拡張できなかった
    = n12とn8でステレオバスの共有ができない

どういうことかというと、n8で鳴らした音はn8のステレオバスから、n12で鳴らした音はn12のステレオバスからしか出力されないので、6ステレオ+4ステレオをハードウェアベースで内部ミックスすることができない(ミックスバッファ的な使い方ができない)のです。

言い換えると、CUBASEから見えている10のステレオアウトを、1つのマスターインプットに流し込んで2mixを仕上げることができないのです。

要するに、n12の6ステレオを混ぜたやつとn8の4ステレオを混ぜたやつををそれぞれ作っておいて、それを最後にまた混ぜる、という手順を踏めば、そういうこともできなくないのですが・・・めんどくせー!!!

たぶんnシリーズのディジーチェーンは、同時インプット数を増やすためのもので、単純にミキサーのチャンネルを増やすというところまではいかないんですね。図の場合だとn12のC/R Outをn8の2TR INにぶっこむことで、一応同時10ステレオのモニターは可能ですが、n12の6つのステレオバスのデータがn8の中にデジタルで流れ込んでくるわけではないので、その接続のままリアルタイムトラックダウンをしても、全チャンネルを混ぜてくれるわけではないのです。10ステレオのミックスバッファ構築という野望は、無残にも潰えたのでした・・・。

 

これとは別件の話になりますが、最初、MacのiTunesの音がなぜかn12のほうから流れてきて、設定で変えようとしてもそういう場所が見当たりませんでした。しかし、Tools for nの説明書をよく読んだところ「デバイスナンバーのリセットを行うと認識される順番を変えることができる」と書いてあり、これが関係しているのかと思って実験。我が家はn12が最初にあって、後からn8を足していたので、ディジーチェーンの前後にかかわらずn12のほうが1番目として認識、n8のほうが2番目として認識されていたみたいです。で、iTunesやシステム音などの出力をOSXのシステム環境設定→サウンドで「YAMAHA FW Driver」に指定したとき、1番目に認識しているほうのnシリーズのDAWバスから発音する決まりになっていたようで。システム環境設定ウィンドウの「Yamaha Steinberg FW」の「General」タブからデバイスナンバーをリセットし、無事n8を1番目として認識させ、モニタースピーカーからiTunesなどの音がでるようになりましたとさ。

2015年8月12日

960GBのSSDをUSB3.0で接続してみた

MacBook Proで使っていたVSTiのサンプル置き場用某SSDが逝ってしまわれたので、これを機により大きなSSDを購入しました。その名も・・・

sandisk960gbssd

SanDisk SSD UltraII 960GB !!

一緒に映っているOmnisphere2は思わず勢いで買ってしまった物です。コイツもドルが強くなってきて、ドル建てでVIPアップグレードするより国内のショップで円建てで普通にアップグレード版を買った方が安いという意味わかんない状態...。

閑話休題。

今までは256GB+512GBの2台構成で使っていたのですが、可搬性や電力のことを考慮して1台にまとめたいとかねがね考えていました。考えている間にSSDの価格が爆下げ...数年前、7万円弱で買った512GBのSSDは3分の1以下の2万円強に!そして、1TBクラスのSSDも4万円そこそこになってしまったという、嬉しいやら悲しいやら(-_-)

で、勢いに任せて(勢いに任せすぎ)買った960GBのSSDに、ウチの重たいソフトシンセたちをぶち込むことになったのです。

SSDはUSB3.0ケースで接続します。その時に使っているケースは、オウルテックの黒角シリーズの2.5インチ版です。これも2.5インチ版は2000円くらいになっていますね。 安くなったもんだ...。

で、せっかくなんでUSB3.0接続でこのSSDを接続したときに、どの程度の速度が出るのかを測ってみました。

sandiskssd
おお...速い...の?

Amazon.co.jpのサイトにあるスペックだと「シーケンシャル読出し速度 : 最大550MB/秒、シーケンシャル書込み速度 : 最大500MB/秒」とありますが、USB3.0の帯域が5Gb/s(500MB/s)ということを考えると、そんなに悪くない値なのかな、と。書き込みがめちゃくちゃ遅いですけど、サンプル置き場だから気にしないしw

でも、過去の記事を読むと、crucialのSSDの優秀さが際立ちますね。やっぱり高いだけはあったのか、という感じです。

特価で買ったRealSSD C400 512GBのベンチマーク、その2(2011年8月17日)

上記の速度はWindows機のUSBポートに繋いだときの値なので、実際にMacで使うときはどうなるか気になりますが、それはあとで試してみることにします。

何はともあれ、安くて十分過ぎるスペックの大容量SSDが手に入ったので、曲作りをがんばらねば!!

2015年8月の時点で、960GBのSandisk SSD UltraII(SDSSDHII-960G-J25)が38,988円(税込み)で手に入れました。さて、また4年後にはどんな市場になっているかな?

2015年8月 6日

SSD逝く

世間は夏休み、鈴木の仕事も一段落ついて音楽活動にかけられる時間がちょこっとだけ用意できるようになったので、早速MacのCUBASEを起動したところ、4年前に購入したSSDが認識されない。。。CrucialのM4シリーズの512GBのもので、6万円以上したものですが、ファームウェアに不具合があったらしく、5000時間以上使っていると認識されなくなるという時限爆弾が仕掛けられていたそうです。

じゃ、ファームウェアをアップデートすれば直るじゃん!と軽く考えていたのですが、Windows機に取り付けてファームをアップしようとしたところ、BIOSからも認識されない。

BIOSに認識されないドライブを、どうやってアップデートすんだよ!!!!!!

そうです。データも、ドライブも、逝っちゃったということです。このSSDは、ただのサンプル置き場としてしか使っていなかったので、データはバックアップが残ってる(たぶん)のでセーフ。でも本体…6万もしたのに、大して使ってないのに(おい!)、もう故障なんて…。

と、ダメ元で国内の代理店に相談。実は、このドライブは以前にも不安定になった時期があり、保証期間中に一度相談をしていたのです。で、そのことを伝え、今度こそ逝ってしまったということで何とかよい方法はないかと相談したところ、なんと、交換対応できるかも、とのこと!!ファームウェア由来の故障ということか、それとも昨年に一度相談していたのが効いたのか、いずれにせよスンバラシイ対応をして頂けることになりそうです(なってくれ!!)。

というわけで、これからSSDを修理?交換?に出すわけですが、曲作りが進まないのも困るので、手元のUSB-HDDを使ってしばらく乗り切り、SSDが届いたら中身を丸ごとコピーして作業続行、という作戦をとりたいと思います。

それにしても、500GB分のサンプルデータを再度インストールするのは、えらい時間がかかりそうです…EASTWESTのやつと、KOMPLETE 9 ULTIMATEと、SampleTank3と、あと何が入ってるドライブだったっけ('Д')

2014年3月10日

UR44の入力ノイズについて

以前書いたSteinbergのオーディオインターフェース、UR44のノイズについて、とりあえず録ってみましたのでアップしときます(曲作れよ!)

ur44input

CUBASEのスクリーンショットです。MacBook ProのRetinaディスプレイモデルでスクリーンショットを撮るとこんなアホみたいな解像度になるんですね・・・内部処理頑張ってるんだな-。

それは置いといて、とりあえずUR44の前面入力1/2と3/4、それに背面のライン入力5/6に発生するノイズです。前面入力はゲインをLINE側(左廻し)にめいっぱい、LINE入力は-10dBVに設定し、DSPによるエフェクトは全部切ってあります。

つまり、この本体の素の入力で、これだけノイズが乗っているということです。

でもって、これを録音してみたのが下記のデータ。だいたい10秒くらいのほぼ無音データですが、よーするにUR44に何もつながないで録音してみたデータです。

ほぼ無音なんですが、3つ混ぜると結構気になるレベルになっちゃいます。-74dBくらいなので、ヘッドフォン出力を0時くらいまで回すと、普通にシューシュー聞こえてしまうと言う…

つまり、これが何を意味するかというと、曲の中にマイクなり楽器なりを繋いで録音したトラックが6つ同時に鳴っている時、そのバックではこのノイズが一緒に鳴っているということなんですよね。

マイクで録音する時はゲインを上げて録音するので、こんなもんじゃ済まされないです。ゲインつまみを3時くらいまで回すと、だいたい-78dBくらいのノイズが乗っています。まあ、これは普通よりちょっと悪いくらいです。

結構前に出たUR28Mが、何も接続しない時のノイズが-100dBくらいなので、だいぶ違うと思います。

マイクプリの性能やら、その他のアナログ回路の設計やら、様々な要素があるので、数字だけで性能を語るのはナンセンスだというのは分かっているつもりですが、それでもこれはちょっと酷すぎるのでは、と思いました。2014年2月に、音質重視で電源アダプタ必須という設計で出てきたSteinberg純正のオーディオインターフェースの本気がこれでは困ります。何か困るって、29,000円も出して買ったのに-!ふんがー!!!

この機種、ヘッドフォンアンプはだいぶ良くて、ミキシングや音楽鑑賞目的で買った部分もあるんですが、何よりボーカルを録音しながら独立した2つのヘッドフォンアウトを使ってモニターできる、ってところに魅力を感じて買ったのに、そのマイク入力がまさかのホワイトノイズ乗りまくりってのは痛すぎるのです・・・UR28Mだって、マイクプリだけでいればD-PRE積んでるわけだし。そしてボーカルしか録らないから、2つマイクプリがあれば十分なので。192kHz対応とかさらにいらないw

そんなこんなでたぶん今後も使い続けるUR44ですが、とりあえず駄目元で修理に出してみたいと思います。故障だと思われるくらいノイズが乗っているとメーカーにも認識して欲しいですし…。29,000円くらいのオーディオインターフェースにそんなに求めちゃ駄目なのかなあ?いや、ノイズレスってのも、立派な高音質の条件だしなあ。どうしても同社?のn12の働きっぷりと比べてしまうのです。ヘッドフォンアウト以外は本当に高性能で音がいいからなあ、n12

さて、メーカーから戻ってきた後に、またレビューしたいと思います。

2014年2月13日

YAMAHA(Steinberg) UR44を試聴してきました

ずいぶん前にモバイルレコーディング用のFocusrite Saffire(無印)が天に召されてしまい、今のところモバイルレコーディングはPreSonusのAUDIOBOX USBで頑張っている鈴木ですこんばんは。

以前使っていたSaffireですが、価格の割にマイクプリが高性能なのはもちろん、ボーカルさんへの返しをDSPリバーブをかけてできたり(もちろんノーレイテンシー)、ヘッドフォン出力が独立2系統だったりとすんばらしい品でした。でも、インターフェースが今は亡きFireWireだったり、いかんせん数年前の品なので最新の物と比べて音質的にそんなでもない感じになってしまっておりました。それでも、ヘッドフォンアンプが超ハイクォリティーだったので(実際うちのYAMAHA n12より良い音でした)、こいつを超える手軽なオーディオインターフェースが出ないものか、とずっと待ち望んでおりました。

ちなみに、数か月前に購入したAUDIOBOX STUDIOについてきたAUDIOBOX USBですが、費用対効果ではだいぶ優秀なものの、携帯に着信があると割と遠く(数十センチ先)でもノイズが乗ってしまったり、ヘッドフォンアウトがMacBook Proより平面的な音で聞こえたりと、値段相応の出来だったのでちょっと悩んでいました。マイクプリは高性能なようで、付属のコンデンサマイクとケーブルを使って録音した曲は大満足の出来だったのですが・・・。ヘッドフォンアウトが1つしかないので、ゲストボーカルの録音の時にSaffireと比較して少し不便だったのが難点でした。

で、とうとう出たわけです。Saffireと同等以上の使い勝手と音質を兼ね備えた最新のオーディオインターフェースが・・・!!

それこそ!Steinberg UR44だ!!(バン!!)

いやー、これマジでやばいっすよー。少なくとも、下記の点がSaffire使いだった鈴木にビンゴです。

    1. 独立2系統ヘッドフォンアウト
    2. DSPでノーレイテンシーエフェクトをかけて返せる
    3. n12に搭載されてるClass-Aディスクリートマイクプリアンプ「D-PRE」を4基搭載
    4. ACアダプタ給電による低ノイズ・安定動作

4番はそれなりのマイクを使う人にとってはプラスでこそあれマイナスにはならないでしょう。実際、USB/Firewire給電だと音質落ちますもの...で、さらにUR44のすごいところは

  • 内部デジタルミキサーでルーティング・エフェクト掛け録り・その他色々できる
  • そのエフェクトをCUBASEの内部ミキシングコンソールにVSTエフェクトで完全再現できる(ただしPCのCPUによる制御)
  • iPad、iPhoneなどにカメラアダプタ経由で接続、使用可能

そして、自分の中で予想外に嬉しかったのが下記の点!!

  • ヘッドフォンアンプの性能がいい!

本日、わざわざ渋谷まで出向いて楽器屋さんで試聴させて頂きました。PreSonus AudioBox 22VSLRoland QUAD-CAPTURESteinberg UR44の3機種。ヘッドフォンは鈴木が以前所有していたので癖がよく分かっているULTRASONE PRO550を使わせてもらいました。

結果だけ書きますと、UR44が1番良かったです。立体的で音の定位がハッキリしてると言えばいいのかな?どこで鳴っているのかがよく分かります。アタックが速くて、ドラムの胴鳴りがよく分かり、リバーブのかかり具合が分かりやすいです。音楽鑑賞目的でも、モニター目的でも、UR44が1番好みでした。次にQUAD-CAPTUREが良くて、AudioBox 22VSLはちょっとのっぺりした感じ、とは言え、鈴木所有のAUDIOBOX USBよりはきっと良い音がしていたのだと思います(直接比較できないから分からない・・・)。

フジケンさんの記事だと、オーディオの性能はQUAD-CAPTUREのほうが良いと書いてあるのですが、少なくともヘッドフォンアンプの性能はUR44のほうが良い気がしました。ちなみに鈴木の過去のヘッドフォンアンプの音質が良く感じたランキング(安いオーディオインターフェースしか使ったことが無い)は

    1. Emu 1820Mのブレークアウトボックス ←コスパ最強
    2. Focusrite Saffire(無印)
    3. Echo GINA / LAYLA ←過去の美化?
    4. MacBook Proのヘッドフォン端子 ← マジで良い
    5. YAMAHA n12
    6. AUDIOBOX USB
    7. TASCAMのUSBのやつ(名前失念)
    8. UA25

以下不明

みたいな感じなのですが、UR44はSaffireあたりの位置に食い込みそうです。いやー、欲しい。買ってしまいそうでした。が、車のローンが思ったように返せないので、資金繰りができるまで我慢なのです・・・。

そんなこんなでとてもじゃないけど29,000円の仕事じゃねーよすげーよUR44という感じなのですが、今日現在ではamazonの価格が最安のようです。楽器屋さんで値切ったら1円も負けてくれませんでしたw

ちなみにCUBASE AI7というアホみたいに高性能なシーケンサーがついているので、これひとつ買えば、あとは入力用のmicroKEY-61あたりを買っておけば何でも作れるんじゃ?って感じです。あ、あとマイクとケーブルが必要か。

うーん、すごい世の中になったもんだ。次の女性ボーカルレコーディングまでには絶対に買います。

2014年1月 9日

KORG KRONOS Xシリーズがもうディスコン!?

あけましておめでとうございます。もはや鈴木の日記サイト+マニアックな機材ネタばかりになってしまっている鈴木7才 on the WWWです。今年も鈴木の生死確認専用サイトとしてバンバン更新しますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

さて、年始からとんでもないニュースが飛び込んできました。

「KORG KRONOS Xシリーズ生産完了のお知らせ」

な、

な、

なんだってー!?

 

KRONOS Xといえば、鈴木が節税のために予算の3倍の金額を極秘裏に使って購入し、しばかれたというKORGのワークステーションシンセの最上位シリーズ。それが速攻でディスコンですと?理由は「部品の調達が困難になったため」・・・ふつうだと「音楽性の違いによる解散」「○○先生の次回作にご期待ください!」ばりに嘘くさく感じるフレーズですが、この機種に関してはもっともらしく聞こえる。なんせ本当に死ぬほど音がいい。さらに言うと、USBオーディオインターフェースとして使ったときの負荷の軽さがやばい。専用機(YAMAHA n12)とほぼ互角にレイテンシーを詰められて、なおかつCPU負荷が低いってどんだけ性能いいの?っていういいとこどりのシンセです。

それが、もうディスコン。

鈴木の「フラグシップシンセを所有している」という満足感を得るための大きな買い物が、たった1年ちょいで「ただの物持ちの良い人」となってしまいました。まあ、使いこなすのにあと10年かかるから全然気にしないけどな!フーハハハ!

まあなんて言うか一番びっくりしたのは、今日知ったこのニュース、なんと2ヶ月前に既に公になっていたということなんですけど。

 

アンテナ低!!!

 

というわけで、ホントに希少価値になってしまいそうなKRONOS Xシリーズの新品が手に入る最後のチャンスのようなので、欲しいと思っていた方はどうぞ。ちなみに鈴木はX88を30万くらいで買ったので、X73がこの価格というのは本当にナメていると思いました。

2013年12月16日

MavericksでCUBASEやらDimension ProやらPLAY環境やらをインストールしていったのだが。

さて。WindowsからMacに移行するにあたり、過去の資産をいろいろと整理する必要がでてきました。

まず、どう頑張っても非対応なのでサヨナラしたプラグインはこちら。

  • Steinberg HypersonicとUS-1
  • Proteus VX
  • reFX Beast
  • reFX quadraSID
  • Cakewalk z3ta+

Windows専用のProteus VXやz3ta+は問答無用で終了。いい音出すのにもったいない。でも、同等以上にいい音が出るソフトがいくらでもあるので、そっちを使いこなす方向で頑張ろうと思います。

そして、Mac対応でもPowerPC向けのコードで書かれてるやつは全部ダメです。OSXはLion以降、Rosettaが入っていないので過去の遺産を生かすことができません。インストーラーやプラグインがsit形式だと半分あきらめたほうが良かった感じ。

それと、なぜかreFXのquadraSIDはサイトからダウンロードさせてもらえませんでした。ブラウザがブランク画面になっちゃってウンともスンとも言わない。終了。

別の使い方で代用できたのは、

・Amplitube2

です。Amblitube3をインストールしておけば、無印Ampritube2やジミヘン、メタル、そしてAmpegも呼び出せるので何とかなります。でも、このへんもGuitar Rig 5が急に音質が良くなってあまり使わなくなってしまいましたが・・・

以下、インストールに苦労したシリーズです。

  • PLAY

PLAYはVersion 4.1がリリースされていたので、それをインストールしました。ライブラリは以前使っていた外付けSSDに入っているものを認識させるために、外付けUSB-SSDを接続している状態でライブラリのアップデータを実行し、その途中でInstrumentsフォルダを指定するところでSSDのフォルダを指定すると、きちんとPLAYのFavorite一覧に追加されました。一件落着。

  • Dimension Pro 1.5

こいつには苦労させられました。実際20時間以上格闘した気がします。。。ふつうにインストールしようとするとシリアル番号入力段でエラーが出てはじかれる。なぜか下位バージョンのDimension LEはふつうにインストールできて動作もする。ということは、シリアル番号入力のところだけがLion以降に対応していないということで色々予想したり調べたりしながらやってみたもののうまくいかない。

結局、rootユーザーでログオンした状態でインストールし、別の古いMac(Leopard)にインストールしたときのcakewalkのplistファイル(HDD→ライブラリ→Preferenceフォルダに入ってるやつ)とサンプルが入ったフォルダ一式をMacBook Proのほうにコピーしてやることで動くようになりました。

  • CUBASE 7

ちょwホストがwwと思いましたが、うちはCUBASE AI 7もあるので両方インストールしといて、ドングル忘れでもレコーディングだけはできるように・・・と考えていたのがいけなかったようです。両方インストールすると、時々どちらかのオーソライズが外れてしまう感じになるのか、起動しなくなってしまう。でも、DockにあるCUBASEのアイコンから起動するのではなく、前に作ったプロジェクトファイルをダブルクリックして起動すると上手くいくこともある・・・うーん、Steinberg HUBがこけてるだけ?意味分からん。とりあえず先日発表されたCUBASE 7.5をポチったので、それで改善されれば良いのですが。

何はともあれ、「絶対にドングルを家に忘れない」という誓いを立て、CUBASE AIを削除。

これで、なんとか環境が出来上がりました。

余談ですが、このCUBASE AI、実は1年以上前に購入したCMC-CHについてきたCUBASE AI 6を登録せずに放っておいたのものを今更登録したら、ラッキーなことにCUBASE 7として登録され使えるようになってしまったというものです。UR22で同じようなキャンペーン(今登録するとCUBASE AI 7が使えるよ!)をやっているのは知っていたので、まさかと思ってためしてみたら本当に7になったwうはw

さらに!CUBASE 7のドングルを刺した状態でこのAIを起動すると、なぜか上位バージョンの「CUBASE ELEMENTS 7」として起動するという謎の現象が起きます。実際、ELEMENTSの機能が全部使えるので、これはまぎれもないエレメンツです。しかしながら、その状態では当然最上位のCUBASE 7も起動するので何の意味もないのでした。残念!

まあこの機会にお安くなってるCMCを手に入れて、おまけとしては死ぬほど充実している(ていうかこれ以上いらないだろってくらい多機能)CUBASE AI 7を無料でゲットしてしまうのもいいかもしれませんね。

さて、曲作り頑張るぞ!

2013年10月16日

JV-2080の内蔵バッテリーを交換してみた

SR-JV80-12 "HipHop Collection"を安価で手に入れたので、久しぶりにJV-2080を開けてみました。鈴木7才の全盛期(あったのか?)には、大活躍したこのJV-2080、当時は8スロット全部をエキパンで埋めてウハウハしていたものの、結局使わないボードは売り払ってしまい、今ではBASS&DRUMSとSessionだけしかささっていません。Hip-Hopも良いブレイクビーツが入っていたのですが売ってしまっていました。それを今回、無料同然の金額で手に入ったので、せっかくなので入れてみたわけです。

そこで問題に遭遇。このJV-2080、年代ものなので「Battery Low」のアラートが出ています。検索しても、バッテリーの交換の仕方がどこにも載っていない。公式にも、お買い上げ店かサポートまで、と載っているだけ。

というわけで、ノーヒントでバラしてみました!

で、結果はというと、案外簡単に交換できました。ラックマウント用の耳とその横のねじ(左右各4本)、そして本体背面(ジャックとかささるほう)の5本のねじを外して横から覗くと、すぐに見えました、バックアップ用と思われるCR2032ボタン電池!!

jv-2080battery

この電池、外すのは楽勝なのですが、はめる時に少しコツがいるようで、自分は精密ドライバーの先っぽに電池をテープで仮止めして、少しひっかけてからパチンと止めました。

これで無事終了!Hip-Hopボードもちゃんと認識されてるし、パッチ名がバグったのもファクトリーリセットで解決。Battery Lowのエラーも・・・・

 

改善されてないwwwwww

 

あれ?これはバックアップの電池じゃなかったってこと?それとも、間違えて古いほうの電池をもう1回つけちゃった?謎すぎる・・・

とりあえず、成功例としては不完全ですが、写真入りの電池交換レポートでした。ちょっとすっきりしないので、これから100均でCR2032の新品をもう1回買ってきて挑戦してみます('Д')

 

追記

その後、新しいボタン電池に交換してみたところ、見事Battery Lowの呪縛から解き放たれましたとさ。どうやら古い電池を外して、古い電池を入れていたらしい…俺、疲れてんなー…