激安CPRM対応DVDプレイヤー DVD-D6000を買ってみたが。

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最終更新日 2010年4月2日

CPRMくそくらえ!

いきなりキタナイ文句から始めてしまって申し訳ないです。。。

仕事の都合で、自宅のブルーレイで録ってDVDにダビングした番組を大型モニターで再生しなければいけなくなりました。で、職場のPCでDVDを再生しようとしたところ…再生できない。原因は2つ。

…まぁ何というか、現場の事情を知っている人からすると「ハァァ!?」な環境(インフラ含む)なのですが、そこは何とかして自腹を切ってでも解決しなければなりません。それで思いついた選択肢は2つ。

職場の大型ディスプレイはHDMI端子もあることだし新しいパソコンが欲しいところですが、それはポンと買えません。でも、CPRM対応DVDプレイヤーをちょこっと探しても、結構なお値段がする…。と途方に暮れながら秋葉原を散策(なぜ)していたところ、ステキで怪しい商品に出会いました。

パシテア DVD-D6000
PASITHEA パシテア DVD-D600

あきばお〜で2,999円→本日のみ2,799円という文句にだまされて買ってしまいました。2800円なら失敗してもオークションに流せば良いし、何しろ最近のこの手のオモチャがどの程度性能が上がってきているのかが気になって仕方がなかったというのが正直なところ(大義名分はどこへ?)。

しかもこれ、SDカードスロットやUSBコネクタもついているというステキ仕様。DVDに書き込んだMPEG-4が再生でき、SDの中の写真や音楽が再生できるとのこと…

ひょっとして、SDの中の動画も再生できんじゃね?(←馬鹿)

店員さんに聞いても「わかりません…ていうかたぶんできません」という回答が。まぁ「できる」って答えてできなかったら問題だし、そう答えるしかないわな。もしSDの中の動画が再生できるとなると、パソコンで編集した資料映像をいちいちDVDに焼かなくとも必要なときに再生できるわけで、それができるとかなりウレシイのです。

というわけで、単純に「CPRMに対応した激安DVDプレイヤー」を探しに行ったのに、「SDやUSB経由で動画を再生することができるプレイヤー」かどうかの検証まですることになりました。

さー、そんなこんなで自宅で開封して実験開始です。時間もやる気も無いので、中途半端なレビューです。覚悟して読んで下さい。ていうかごめんなさい。

箱の中身は何だろな♪

開封して驚いたのは、なぜかリモコンが2本。単4乾電池2本で動く普通のリモコンと、CR2032で動く薄型の簡易リモコン。2つもあっても仕方ないけど、重宝する人もいるんでしょうね。

DVD-D6000本体
本体。縁が白っぽいのはビニールをはがしてないからです。

DVD-D6000前面パネル
前面パネルはこんな感じ。
DVDスロット、USBポート、SD(MMC)カードスロットが見えます。

DVD-D6000背面パネル
RCAピンジャックとS-VIDEO端子、光オーディオ端子もあります。

DVD-D6000のリモコン
なぜか2本。

使ってみた

で、いきなりですがUSB端子に4GBのUSBメモリーを挿して試しました。リモコンのUSBボタンを押すと、下のような画面が現れてUSBメモリーにアクセスできます。


DVD-D6000USBメニュー
ちなみにSDを挿すと「SD」になりますよ。


ファイル名は日本語フォントに対応。拡張子は省略されます。

とりあえず動画で認識できるのは拡張子が.aviのものと.mpgのものだけでした。MPEG4対応っていうからてっきり.mp4を認識すると思ったらダメでした。旧世代のコンテナしか使えないってどうよ…。

次に、USB経由で実際に動画を再生してみたところ…なんとも微妙な結果になりました。まず、DVD画質のMPEG2ファイルはほぼ全滅。画面がガクガクして音がついてこない状態です。我が家のハンディカム XR500VのSD画質(=720*480 29.97fps 8Mbps程度)でもガックガクでほぼ使い物になりません。MPEG2は相当ビットレートを落とさないとダメかもしれません。

.mp4ファイルがダメだったので、USB経由のMPEG4再生も半ばあきらめていたのですが…Xvidファイルは再生可能ということが判明(.avi拡張子ね)。XvidはDivXの親戚みたいなもので、オープンソースで開発が進んでいたももの開発終了してしまったらしい(?)フォーマットです。これの640*480 29.97fps 1200kbps(ほか音声がMP3 128kpbs)くらいのファイルがスムーズに再生できました。

ちなみにSDカード(class6)で試しても同じような結果になりました。

…USB端子、内部はUSB1.1で繋がってんじゃないだろうな…(ぉ

ちなみに公式でOKと言っているUSB経由の写真再生ですが、ほぼ使い物になりません。ドットあらすぎるし、ロードが遅いです。1MB程度のJPEGを読むのに5〜6秒かかっちゃうって…。

CPRM対応のDVDの再生は

かなり寄り道をしましたが、当初の目的であるCPRM対応ディスクにダビングした地デジ番組がどの程度ちゃんと再生されるかも一応チェックしました。

結果は…すごくイイ!!

って、USBでさんざん微妙な結果をたたき出した後なのでそう感じたのかもしれませんが、安いDVDプレイヤーにありがちなコマ落ちが無いんですよ。実家の親にプレゼントした2年くらい前の5,000円くらいのDVDプレイヤーは、ドラゴンボール(ハリウッド版)を見ている時にやたらカクカクしたりヌル〜っと動くようになったりでひどかったものです(もうどこをつっこんでいいのやら)。

リモコンの反応も良好で、チャプターもスムーズに飛ばせます。地デジをダビングすると勝手にチャプターが切られてて何回>>|を押せばよいか分からないこともあるのですが、「画面表示」でちゃんと分数で表示されるので使いやすいです。MPEG2デコーダの質も、アナログ回路の画質も、この値段なら十分納得のいくレベルでした。あくまで3,000円のDVDプレイヤーとしては、ですよ!

そんなこんなで結論は

3,000円なら安い!でも4,000円じゃ買わない!(おい!)ってところでしょうか。特に今回は2,799円で買えたので、後悔の無い買い物でした。

一応amazonのアフィリエイトリンクを貼ろうかとも思いましたが、DVD-D6000はamazonだと5,000円するみたいなので3,000円以下で買えるCPRM対応のDVDプレイヤーがあったのでそれを紹介しておきます(こんなのあったのね…)。まぁDVD-D6000はUSB端子もついててオモチャとしては上(?)なので、今回は結果オーライということにしときます。

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