機材レビュー … YAMAHA n12/n8

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最終更新日 2007年9月29日

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●デジタルミキサーが鈴スタに帰ってきた

YAMAHA n12
黒いやつはサイズ比較用のDSライトです。分かりづらい!!

amazonの価格が結構安いので
一応広告を。

木の家のなんちゃってスタジオ、略して「鈴スタ」から先代のYAMAHA O3Dが消えてはや1年。しばらくの間はE-MU 1820m 1台で全ての作業をしてきたのですが(ていうか正直1820mにしてから1曲も完成させてない)、久しぶりにミキサーが鈴スタにやってきました。

その名も、YAMAHA n12(またヤマハ!?)

この7月にYAMAHAから発売された新型ミキサーっていうかオーディオインターフェースっていうかCUBASE用のロケーターが付いてるとか、あーもう良くわかんね、要するにDTM機材です(ぉぃ

なぜ今更またこういう物に財務大臣に土下座してまでお金を出そうと思ったのか。それは、近年感じてきたPC内部完結の限界を打ち破るひとつの答えになるのでは、という思いからでした。

つまり、この機材を

「 ミキサー + オーディオインターフェース + 
        CUBASEのコントローラ + ミックスバッファ

として使おうと考えたのです。この機材さえあれば、今の行き詰まっている自分にブレイクスルーが訪れる!そんな感じで相変わらず音が悪いのを自分の技術をさしおいて機材のせいにしちゃってますが、久しぶりに色々と書いてみたくなったので書いてみます。興味のある方は読んでやってください。で、ツッコミよろしくです(笑)

※検索用のキーワードとして、タイトルなどに鈴木が所持しているn12の他、下位モデルのn8とも書いてありますが、基本的にn12を使って思ったことを書いています。紛らわしくてスミマセン。

 

●はじまりは妄想から

の鈴木7才のCDと今のCDを聞き比べると、音色の質は比べずもがな(何この日本語)現在のほうがリッチです。しかし、逆に昔より今のほうが、どうも飽和感というか全体的に細かい傷がいっぱい付いてるというか、なんていうかスカっとしないな〜なんていう気持ちをここ数年持ち続けていました。つまり、ぶっちゃけ最近作ったCDのほうが昔より音が悪い!!と何となく思っていたのです。果たして昔の自分と今の自分、環境も含めて何が変わったのだろうか。色々考えてみました。で、いきなりたどり着いた結論は、

昔はDS2416を2枚挿してミックスしてたから音が良かったのでは?

という仮説。当時はパソコンのパワーが足りないため、各オーディオトラックを簡単にCUBASE上(このころはCUBASE5 VST32だったかな?)でステムミックスを組み、8〜16トラックくらいに分けた奴をそれぞれDS2416上のミキサーのチャンネルに直結。コンプやらEQやらはDS2416上で掛けてました。

それが技術の発展と共にPCの速度は加速度的に加速し(何?)、DS2416の力を借りなくても全チャンネルをCUBASE上だけでエフェクト・ミックスまで仕上げるようになってきました。そして更に、このころにVST Instrumentsが流行りだしました。今や当たり前になったPC上で動作するシンセ達です。こいつらには弱点があって、特に発音までの遅延、通称レイテンシーはVST Instrumentsをリアルタイム演奏できるか否かという点を分ける重要なファクターでした。だって鍵盤を弾いてから音が出るまでにコンマ1秒とか時間がかかってたら実用に耐えないですから。

で、我らがDS2416はベラボーにレイテンシーが遅かった…

確かフツーにコンマ1秒以上…80msとかに設定するとブッチブッチ(引笑)。音質はなんとなくDS2416のほうが上のような気がしていたのですが、便利さを追求するあまり、レイテンシーで圧倒的なパフォーマンスを誇るEVENT社やRME社のオーディオインターフェースに浮気をしていくのでありました。

このよーないきさつがあり、脱☆ハードウェアミックス環境に相成りました。

ちなみに、昨年まで数年使ってきたO3Dは、ADATインターフェースの増設までしておきながら単なる「巨大なDAコンバータ」として使っておりました。そりゃあモーターフェーダー逝くわな。知人から買ってからず〜っと、0dBでピッタリ。動かしたことないもの(爆死

 

●YAMAHA nシリーズ、いいんでないかい?

かし、便利な一方で、やっぱりミックス結果に感じる飽和感。2chには「内部完結の限界」なんてスレッドも立ってるし、やっぱりDS2416みたいなハードウェアミキサー内蔵のオーディオカードじゃないとダメなのかな〜、でもミキサーも欲しいしな〜、色々あるとかさばってスッキリしないな〜等と悶々とした日々を送っていました。

そんなある夏の日、渋谷のある楽器店で見たことの無いミキサーを発見。YAMAHAって書いてあるし、MWシリーズの新しいのが出たのかな〜なんて思って店員さんに聞いてみると…なんと、目の前にあるこれは、自分の思い描いていた妄想そのままの機材ではありませんか!!ざっと鈴木的要求との比較を並べると…

  • 16IN16OUTのオーディオチャンネル(これだけあれば足りそう)
  • 8INに関してはなんか知らないけど高級なプリアンプらしい(そこ最大のセールスポイントだろ!!)
  • PCがONじゃなくても音が出る(ミキサーだし当たり前、でもE-MUじゃできない。重要)
  • IEEE1394ケーブル1本でPCと接続(USB嫌い)
  • 高級そうな内蔵リバーブ(たまには違うリバーブも欲しい…程度)
  • 猿でも使えるナイスなコンプ(ホントにこんなに使えるとは思ってもみなかった)
  • EQはいらない(自分勝手)
  • トークバックマイクが内蔵(これでボイチャできれば…って違う)
  • モニタースピーカーを3種類つないでぱちぱち切り替え(あればいい程度)
  • CUBASE4を簡単にコントロール(テンキー使いの自分には不要か?)
  • CUBASEから外部エフェクタに直接流せるAUX端子(感動)
  • とりあえず12+2chの(デジタルだけど)ミックスバッファ的使い方が出来る(主たる購入理由)
  • MIDI I/Oが申し訳程度で付いている(有ると無いとじゃ大違い)
  • モーターフェーダーじゃない(いらないし、壊れづらいから逆に利点)
  • 地味にレイテンシーが超が付くほど小さい(余裕で10ms切るし…スゲェ)
  • 価格もまぁ買えない値段ではない。(ちなみにO3Dの定価は倍くらいした気がする)

…書いててもったいない部分が結構あることに気づく(爆)。まぁ何だかんだ言って必要だと考えていた機能は全部入ってて、他に色々とオマケがついているって考え方をすれば、定価買いは高いけどちょっと安ければ是非買いたい、そんな機材を知ってしまったのでした。

 

●いきなり買った

2007年7月に発売したこの機材。定価は168,000円と結構なモノです。購入した8月下旬では、実売価格138,000円の店がほとんどで、オークションでも136,800円と全然お買い得感が無い。これならもう少し安くなるまで待とうかな…などとネットをさまよっていた矢先でした。飛び込んできたプライスは…なんと119,800円。おいおいもう中古出てるのかよ、と良く調べてみると新品。怪しすぎるので電話で問い合わせてみることに。すると、8月決算で台数を処分したい、今出ているのが最後の1台だという。そんなありきたりの売り文句に、

ええ、引っかかりましたとも(笑)

現金特価のため必殺クレジット攻撃もできず、我が家の財務大臣に目論見書を作成し提出(嘘)、これを買うことでどれくらい自分がハッピーな気分になれるか等を数十分に渡り演説(本当)、ようやく額面ギリギリの貸し付けを受け、仕事帰りに関内にある某楽器店に走りました。本当に走りました。いい大人が。

そして、1人用こたつと同じようなサイズで、自分の体重と併せて100キロになっちゃうような荷物を小脇に抱えてすさまじい形相で自宅まで持って帰りました。こんなバカをやったのは中2の時に初めてパソコンを買ってもらい、CRTモニタとFM-TOWNS本体をエアキャップ+取っ手オンリーで自力で持ち帰ったとき以来です。ああ、人の想いの力って素晴らしい(違う)

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