VAIO付属のSonicStage Mastering Studioを別パーティションにインストールする方法

あの…やっぱりうまく…入らないんです…。

2003年夏VAIO付属のSonicStage Mastering Studio(以下SSMS)を無理矢理別パーティションにインストールする方法です。僕はWindows2000で音をいじるので、Win2Kでこのソフトが動かないとVAIOを買った意味が50%無くなってしまう…というわけでかなり乱暴な方法ですが一応成功したのでメモしておきます。この方法はあくまで同じ本体にインストールして使うために編み出した方法であり、SonicStage Mastering Studioを別の本体にインストールして動作したとしてもそれは犯罪です。絶対にやらないようにして下さい。(ソフトウェア規約良く読んでないから分からないけどこの方法も十分危ないけど…)

10月16日追記…この方法でVAIOのDドライブに入れたWin2000には一度はインストールに成功したものの、いつの間にかSONY OXFORDのEQしか読み出せないようになってしまいました。WAVESのプラグインが全滅です。入れ直してもダメ、色々と試行錯誤してみましたがダメです。別マシンのCドライブに入れたものは一応全部読み出せるのですが、起動時に読み込まれているWAVESのプラグインの順番を変えたり、同じプラグインを2段挿したりとかできないようです。つまり起動時のデフォルトの順番でならWAVESのプラグインも使える状態。やっぱりプリインストールのOSで使えってことなんでしょうねぇ(今更)。ウチでは動いたよ、等の情報がありましたらお寄せ下さい

●前提条件

リカバリーなどしてCドライブに正常にSSMSがインストールされているものとします。今回はDドライブにインストールしたWindows2000にSSMSを入れることにします。

●インストーラーの準備

SSMSはアプリケーションディスクに収録されています。このディスクは、全部のデータが1つの圧縮ファイル(sony.pac)になっていて、普通の方法では解凍できません。Cで起動し、Application Recovery Utility(アプリCDを入れると勝手に起動する)を使い、「SonicStage Mastering Studio」と「SonicStage Mastering Studio Plugin」をインストールしようとすると、c:\Program Files\Sony\VAIO Application Recovery Utilityフォルダ内にtempフォルダが作成され、そこにSetup.exe他いくつかのファイルからなるインストーラーが解凍されます。どこかにそれぞれコピーしておきます。

●レジストリを抜き出して加工

スタート>ファイル名を指定して実行からRegeditを起動し、「Mastering」などのキーワードで検索しSSMSに関係しそうなレジストリエントリをそれぞれエクスポートして保存しておきます。だいたい10〜15個ほどあると思います。コレをテキストエディタで開き、c:\Program Files…と始まる部分をd:…に書き直して保存しておきます。(今回Dドライブにインストールするため)

●OpenMG Secure Moduleを準備

このモジュールはSONYの著作権保護技術「マジックゲート」を動作させるためのモジュール…だと思います。これを入れておかないと、SSMSでファイル読み込みができません。(録音して処理、出力は出来るのだけど、読み込みできないと意味無ッシング。)モジュールのバージョンは3.2以上、そして「OpenMG Limited Patch 3.2-03-02-21-08」「OpenMG Limited Patch 3.2-03-03-18-01」「OpenMG Limited Patch 3.2-03-04-14-02」の3つのパッチが当たっていないと動かないのですが、これらをネットで探し出すことができなかったので他社ソフト付属のモジュールを利用します。Justsystem社のBeatJamアップデーター内にOpenMG Secure Modune 3.3とパッチ1つが収録さています。アップデーターなので同ソフトがインストールされていないとインストールできないのですが、上記と同様の方法でテンポラリファイルからモジュールとパッチのインストーラーが取り出せるのでコピーしておきます。

●SSMSのプラグインをインストール

DドライブのWindows2000で起動し、SSMSのプラグインのインストールをおこないます。最初に上記で書き出して置いたレジストリファイルを全部インポートしておきます。インポートに失敗するものもあるかもしれませんが、気にしないで入れられるものだけ入れます。プラグインはSetup.exeをダブルクリックすることで普通にインストールできます。

●SSMS本体をインストール

これが問題です。SSMSはVAIO以外で動作しないようになっており、DドライブにインストールしたWindows2000やXPなどからインストールしようとしても「これはVAIOじゃない」とはじかれてしまいます。ここで、先ほど難なくインストールを成功したプラグインのインストーラーのファイルを一部借ります。setup.inxというファイルにVAIOかどうか見分ける仕掛けが入っているので、SSMS本体のsetup.inxをプラグインのsetup.inxで上書きしてしまいます。インストール中にエラーなど出ますが無理矢理入れると入ります(笑)。このエラー文字が僕には意味不明なので後で何かあっても責任取れませんのでよろしくお願いしますm(_ _)m

ちなみにうまく行かないときc:\Program Files\Sony\SonicStage Mastering Studio内の全ファイルをdドライブの同じ場所にフォルダを作ってコピーしておくとうまく行く場合があります。

●OpenMG Secure Moduleをインストール

セキュアモジュールとパッチをインストールします。これは普通にインストールできます。

●動作確認して終了♪

SSMSを起動し、ファイルの取り込みが出来ることを確認して終了です!

●最後に

このインストール方法について公開を差し止める要求があった場合にはすぐに削除しますのでご連絡下さい。メールはこちら。

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