機材レビュー … YAMAHA n12/n8

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最終更新日 2007年9月17日

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●音の面について色々と書く前に・・・ゲーム(DirectSound)の音をn12で出す

きなり脱線します(え?)。普通、この機材を買うような人は、バリバリのミュージシャン・マニピュレーターやそれを目指す人、スタジオのオーナー、音響屋さんなど、音について専門的に何らかのこだわりを持っている人や、パソコンを使用する主たる目的が音楽制作だったりする人が多いのではないか、と勝手に思っています。つまり、言い換えればパソコンでゲームをやるような人はこんな機材を使わないのでは!?ッちゅー事です。つまり、もし、仮にゲーム大好き♪&パソコンで音楽作っちゃうぞ〜なんて人がコレを買っちゃった場合、パソコンの動作に負荷がアホほどかかるマザーボードのオンボードサウンドをONにしちゃったり、Sound Blaster X-Fi等のゲーム用サウンドカードを別途購入するなりして微妙な構成のパソコンを使ってることと思います。かく言う僕も、「パソコンで音楽が作りたい!でも、ど〜してもパソコンでイースシリーズがやりたい!!これだけは絶対譲れん!!!」という微妙な欲求の持ち主であったりします。以前、ゲーム用のパソコンと音楽製作用のパソコンを分ける構想もあったんですが、その時も「金が無いので絶対無理」という結論に0.5秒でたどり着きました。

でも、このn12、ゲーム用途でも全然平気です。こういう書き方をすると誤解を生むので言い直すと、ゲームをやっても全く問題起きません。少なくとも、P5B Deluxe WIFI/AP内蔵のSoundMaxチップで音を鳴らしながらゲーム(イース6のfps表示でテスト)をした時よりも、n12のWDMドライバで鳴らしながらやったときのほうが負荷がかかりませんでした。(DirectXのテストも一応8bit22kHz〜クリア、ただしサウンドバッファはソフトウェア処理)

つまり、ちょっと遊ぶゲームのために、わざわざ別のサウンドカードを買ってきたり、余計なデバイスを有効にしたりして負荷をかけずとも、n12 1台で全部済んでしまうというわけです。これはかなりの盲点で、嬉しい誤算でした。ヘッドフォンから聞こえる音もかなりキレイですし(当たり前)。

でも、1つだけ注意しなければいけないのです。それは、この機材、WDMドライバで使う時は録音が全くできないということ…!!つまり、メッセンジャーなどでボイスチャットもしたい!!なんて人は、別途マイク内蔵のカメラなりマイク端子の付いたサウンドカードなりを用意しないといけないというわけです。n12にもトークバックマイクが内蔵されていますが、これはあくまで(楽器の)プレイヤーとコントロールルームでのやりとりを簡単にするためのギミックで、パソコンのほうには音声データは流れていかないのです。流れていかないハズ。試してないので分かりませんが、説明書を読むとなんとなくそんな気がします。間違っていたらごめんなさい(爆)。あ、あとゲーム中にボイスチャットができるようなヤツも、同じようにマイクを買わないとダメですね。まぁ、自分の場合は本当にイースが動けばそれで満足なので、本当にジャストミートな買い物をしたなぁ〜と喜んでおりますです。

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