お肌ひとくちメモ
知っていると少しお得?な、お肌についてのひとくちメモです。
○健康な皮膚の状態
皮脂膜
幹線と皮脂腺でつくられた薄い膜です。
角質層
死んだ細胞の層で20%の水分を含み潤った健康なお肌をつくっています。
顆粒層(バリアゾーン)
体内に細菌や化学物質が侵入しないように強いバリアとなって身体を守っている生きた細胞層です。どんな有効成分も入ることができません。
有棘層
生まれたての生まれたての細胞が集まり、上の層へ栄養分をどんどん送り込んでいきます。
基底層
表皮の細胞をつくっているところ。メラニン細胞もつくられています。
×荒れた皮膚の状態
角質層
皮脂層がないとカサカサになり、角質内の水分を蒸発していきます。角質の水分が足りないと角質がペッタンコになり代謝をする力もなくなります。
有棘層
水分が不足すると新しい細胞を上の層へ送りにくくなります。
基底層
血行が悪くなると新しい細胞がスムーズに作られなくなります。
角質層の水分保持のメカニズム
水分蒸発を防ぐ
皮脂膜…水分が蒸散しないよう皮ふ表面でガードしてくれる、天然の保湿クリームです。
水分を逃がさない
細胞間脂質…細胞と細胞の隙間を埋め、外からの刺激物が侵入したり、水分が逃げ出すのを防ぎます。
水分をつかまえる
NMF(天然保湿因子)…外部の水分を吸収したり、その水分を蓄えるはたらきをします。
角質層に20%ぐらいの水分が含まれていると肌はみずみずしく感じられます。NMF・細胞間脂質・皮脂がバランス良く存在し水分を守っています。この3つのバランスが崩れると肌荒れを生じます。